- 若者の短期離職の一般的な傾向
- 短期離職の主な原因
- 短期離職のデメリット
- 短期離職後の転職活動のコツ
- 短期離職を防ぐためのポイント
短期離職の割合、実際どうなの?
「周りの友達が仕事をすぐ辞めちゃった…」「自分も今の仕事、長く続けられるか不安…」そんなふうに感じている人もいるかもしれません。短期離職の割合や現状について、まずは見ていきましょう。具体的には以下の項目について解説します。
- 若者の離職状況の全体像
- 短期離職者の割合の目安
- ノンデスクワークでの傾向
各項目について、詳しく見ていきましょう。
若者の離職状況の全体像
若い世代の離職は珍しくない、というのが現状です。新しい環境に飛び込んでみたものの、実際に働いてみると「何か違うかも…」と感じることは誰にでも起こり得ます。特に社会人経験が浅いうちは、自分に合う仕事を見つけるまで時間がかかることもあります。
大切なのは、離職したという事実だけでなく、その経験から何を学び、次にどう活かすかです。周りと比べて焦る必要はありません。
短期離職者の割合の目安
新規学卒就職者の就職後3年以内離職率は、学歴別に以下のようになっています。
- 大学卒業 34.9%
- 短大等卒業 44.6%
- 高校卒業 38.4%
- 中学卒業 50.5%
具体的な数字を出すことは難しいですが、一般的に学校を卒業して初めて就職した人のうち、数年以内に仕事を辞める人の割合は、決して低いわけではありません。特に最初の1年間は、新しい環境への適応や仕事内容への理解など、乗り越えるべきハードルが多く、悩む人も少なくないようです。
だからといって、「みんな辞めるから大丈夫」と安易に考えるのではなく、なぜ早期離職が起こるのか、自分はどうなのかを考えることが大切です。
参照:「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します/厚生労働省」
ノンデスクワークでの傾向
工場勤務や現場作業、販売やサービス業といったノンデスクワークの仕事は、体力的な負担や不規則な勤務形態が理由で、比較的早い段階で離職を考える人もいるかもしれません。また、仕事内容がイメージと異なっていたり、キャリアアップの道筋が見えにくかったりすることも、離職を考えるきっかけになることがあります。
ですが、ノンデスクワークならではのやりがいや魅力もたくさんあります。自分に合った職場環境や仕事内容を見極めることが重要になります。
短期離職の主な原因とは
「どうして仕事を早く辞めてしまうんだろう?」その理由は人それぞれですが、いくつかの共通したパターンが見られます。短期離職につながりやすい主な原因について、以下の4つのポイントで解説します。
- 仕事内容のミスマッチ
- 職場の人間関係の悩み
- 労働条件への不満
- キャリアプランとのズレ
仕事内容のミスマッチ
入社前に抱いていた仕事のイメージと実際の業務内容が違う、というのはよくある離職理由の一つです。例えば、ものづくりが好きで工場に就職したけれど、毎日同じ部品を取り付ける単純作業ばかりで、創造性を活かせないと感じてしまうケースなどがあります。
求人情報だけでは分からない仕事のリアルな部分を、インターンシップや職場見学などで事前に確認することが、ミスマッチを防ぐためには大切です。
職場の人間関係の悩み
一日の大半を過ごす職場だからこそ、人間関係は仕事の満足度に大きく影響します。上司や同僚とうまくコミュニケーションが取れなかったり、職場の雰囲気が自分に合わなかったりすると、仕事に行くのが辛くなってしまうこともあります。
例えば、困ったことがあっても相談しにくい雰囲気だったり、特定のグループができていて馴染めなかったり、といった状況が考えられます。こればかりは入ってみないと分からない部分もありますが、面接の際に職場の雰囲気について質問してみるのも一つの手です。
労働条件への不満
給与や勤務時間、休日といった労働条件が希望と合わないことも、短期離職の原因になります。例えば、「求人票には残業は少ないと書いてあったのに、実際は毎日遅くまで残業がある」「思ったより給料が低くて生活が苦しい」といったケースです。
入社前に労働条件をしっかり確認することはもちろんですが、実際に働き始めてから「話が違う」と感じた場合は、早めに相談できる相手を見つけることが大切です。
キャリアプランとのズレ
将来こんなふうになりたい、という自分のキャリアプランと会社の方向性が合わないと感じると、モチベーションを保つのが難しくなります。「この会社にいても成長できないかもしれない」「やりたい仕事に挑戦できる機会がなさそう」と感じて、新しい道を模索し始める人もいます。
入社前に、その会社でどのようなキャリアを築けるのか、自分の目標と合っているのかを考えておくことが重要です。
短期離職がもたらすデメリット
短期離職を繰り返してしまうと、いくつかのデメリットが生じる可能性があります。次のステップに進むためにも、どのような影響があるのかを知っておきましょう。主なデメリットとして、以下の3点が挙げられます。

各項目について、詳しく見ていきましょう。
転職で不利になる可能性
採用担当者に「またすぐ辞めるのでは?」と懸念されてしまい、転職活動で不利になることがあります。特に Z 世代のような若い世代はポテンシャルを期待されることが多いですが、あまりにも短い期間での離職が続くと、そのポテンシャルを発揮する前に諦めてしまうのではないか、という印象を与えかねません。
面接では、離職理由を正直に、そして前向きに伝えることが大切です。反省点を述べ、次にどう活かしたいかを具体的に話せると良いでしょう。
スキルや経験が不足しがち
短い期間で仕事を辞めてしまうと、専門的なスキルや実務経験が十分に身につかない可能性があります。一つの仕事をある程度の期間続けることで、初めて見えてくることや習得できる技術があります。短期離職を繰り返すと、なかなかスキルが定着せず、キャリアアップが難しくなることも考えられます。
焦らずに、まずは一つの分野でじっくりと経験を積むことも考えてみましょう。
我慢できない人という印象
短期離職が多いと、周囲から「ちょっとしたことで諦めてしまう人」「忍耐力がない人」というネガティブな印象を持たれてしまうことがあるかもしれません。もちろん、働く環境や条件に問題がある場合は、無理して我慢する必要はありません。
ですが、新しい環境で何か困難に直面したときに、すぐに諦めるのではなく、どうすれば乗り越えられるかを考える力も大切です。

短期離職から学ぶ転職成功術
もし短期離職を経験したとしても、その経験を次に活かせば大丈夫です。後悔するのではなく、学びとして次に繋げることが大切です。転職を成功させるためのポイントとして、以下の4つのステップで進めていきましょう。詳しく解説していきます。
離職理由を前向きに伝える
面接では、必ずと言っていいほど離職理由を聞かれます。その際に、ネガティブな表現は避け、前向きな姿勢で伝えましょう。例えば、「人間関係が悪くて辞めました」ではなく、「チームで協力して目標を達成できる環境で働きたいと考え、転職を決意しました」のように、今後の目標や希望に繋げて話すのがポイントです。
嘘をつく必要はありませんが、伝え方一つで相手に与える印象は大きく変わります。
自己分析で適性を見極める
「なぜ前の仕事は合わなかったのか」「自分は何が得意で、何にやりがいを感じるのか」を深く掘り下げて自己分析を行うことが大切です。自分のことをよく理解することで、次にどんな仕事を選べば良いのか、どんな職場環境が合っているのかが見えてきます。
好きなことだけでなく、苦手なことや避けたい条件などをリストアップしてみるのも良いでしょう。
企業研究を徹底的に行う
次の転職でミスマッチを防ぐためには、応募する企業について徹底的に調べることが欠かせません。企業のウェブサイトを見るだけでなく、実際に働いている人の口コミを参考にしたり、可能であればOB・OG訪問をしたりして、リアルな情報を集めましょう。
仕事内容はもちろん、社風や福利厚生、キャリアパスなど、気になることは細かくチェックすることが大切です。
次こそ長く働ける職場を選ぶ
これまでの経験を踏まえて、自分にとって何が一番大切なのか優先順位を明確にして、次こそ長く働ける職場を選びましょう。給与や休日だけでなく、仕事のやりがい、職場の雰囲気、通勤時間など、様々な角度から検討することが重要です。
焦って転職先を決めてしまうと、また同じことの繰り返しになりかねません。じっくりと時間をかけて、納得のいく選択をしてください。
短期離職を未然に防ぐポイントは?
できれば、短期離職は避けたいもの。入社してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、事前にできることがあります。短期離職を未然に防ぐためのポイントについて、以下の3つの点から考えてみましょう。

詳しく見ていきましょう。
入社前の期待値を調整する
仕事や会社に対して、過度な期待を持ちすぎないことが大切です。良い面ばかりに目を向けるのではなく、大変なことや厳しい面もある程度は覚悟しておくことで、入社後のギャップを小さくすることができます。
企業のウェブサイトや求人情報だけでなく、説明会で質問したり、実際に働いている人の話を聞いたりして、多角的に情報を集め、現実的なイメージを持つようにしましょう。
相談できる相手を見つける
仕事で悩んだり困ったりしたときに、気軽に相談できる相手を見つけておくことは非常に重要です。家族や友人、学校の先生やキャリアセンターの職員など、誰でも構いません。一人で抱え込まずに話を聞いてもらうだけで、気持ちが楽になったり、解決のヒントが見つかったりすることがあります。
入社後であれば、年の近い先輩や話しやすい上司なども頼れる存在になるでしょう。
焦らず自分に合う仕事を探す
周りの友達が次々と就職を決めていくと焦る気持ちも分かりますが、焦って自分に合わない仕事を選んでしまうのが一番良くありません。時間はかかっても、自分が本当にやりたいこと、長く続けられそうな仕事を見つけることが大切です。
そのためにも、自己分析をしっかり行い、様々な業界や職種について調べてみましょう。Zキャリアのような転職支援サービスを利用するのも良い方法です。
短期離職について悩んだり、次のキャリアについて考えたりしているなら、一度Zキャリアのエージェントに相談してみよう。あなたに合った仕事探しを、私たちが全力でサポートします。