- 配属希望アンケートの基本的な書き方
- 希望理由で使える具体的な例文
- アンケートで避けるべきNGな書き方
- 希望が通らなかった場合の心構え
配属希望アンケートで失敗しないための基本的な書き方
配属希望アンケートを書く上で、まず押さえておきたい基本的なポイントがあります。以下の4つの項目について解説します。
- まずは自分の強みと興味を整理する
- 会社の事業内容や部署の役割を調べる
- 具体的なエピソードを交えて熱意を伝える
- 丁寧な言葉遣いで社会人としての姿勢を示す
まずは自分の強みと興味を整理する
自分のことを理解することが、希望を伝えるための第一歩です。いきなりアンケートを書き始めるのではなく、まずは自分自身についてじっくり考えてみましょう。これまで学校生活やアルバイトなどで頑張ってきたこと、得意なこと、やっていて楽しいと感じることは何でしょうか。例えば、「一つの作業に集中して取り組むのが好き」「人と話して笑顔にするのが得意」「仲間と協力して目標を達成することにやりがいを感じる」など、どんな些細なことでも構いません。自分の強みや興味の方向性が分かると、どの部署でその力を発揮できそうか、具体的なイメージが湧きやすくなります。この自己分析が、後で説得力のある理由を書くための土台になるので、時間をかけて丁寧に行いましょう。
会社の事業内容や部署の役割を調べる
会社のことを深く知るのも、希望を伝える上で非常に重要です。会社のホームページや入社案内の資料などをよく読み、どのような事業を行っているのか、どんな部署があるのかを調べましょう。それぞれの部署が会社の中でどのような役割を担っているのかを理解することで、「この部署で自分のこの強みを活かせるかもしれない」という具体的な結びつきが見えてきます。ただ「〇〇部がいいです」と書くのではなく、「御社の〇〇という事業に貢献したいので、その中心である△△部を希望します」と書く方が、熱意や本気度が伝わります。企業研究をしっかり行うことは、会社への理解度を示すアピールにも繋がるのです。
具体的なエピソードを交えて熱意を伝える
自分の強みと会社の事業を結びつけたら、具体的なエピソードで裏付けをしましょう。「コミュニケーション能力があります」とだけ伝えるよりも、「学生時代の飲食店アルバイトで、お客様一人ひとりに合わせた声かけを工夫し、リピーターを増やすことに貢献しました」といった具体的なエピソードを添える方が、説得力が格段に増します。自分の過去の経験を振り返り、希望する部署の仕事内容と関連付けられるエピソードを探してみましょう。その経験を通じて何を学び、どのように会社に貢献できるかを伝えることで、単なる希望ではなく、活躍する姿を採用担当者にイメージさせることができます。熱意を伝えるためには、具体性が何よりも大切です。

丁寧な言葉遣いで社会人としての姿勢を示す
最後に、社会人としてのマナーを守ることも忘れてはいけません。配属希望アンケートは、会社との最初の公式なやり取りの一つになることが多いです。友人とのメッセージのような砕けた言葉遣いは避け、「です・ます調」を基本とした丁寧な言葉遣いを心がけましょう。誤字脱字がないか、提出前に必ず見直しをすることも重要です。丁寧に書かれた文章は、それだけで仕事に対する真摯な姿勢を示すことができます。内容はもちろんですが、形式や言葉遣いといった基本的な部分でマイナスの印象を与えないように、細心の注意を払いましょう。
希望部署や勤務地の理由を聞かれた際の答え方【例文付き】
ここでは、希望部署や勤務地の理由について、より具体的に伝えるための例文を紹介します。以下のポイントを参考に、自分らしい言葉でアレンジしてみましょう。
- 具体的な業務内容への興味を伝える
- 自身の強みを活かせる点をアピールする
- 会社の将来性に貢献したい意欲を示す
- 勤務地の希望理由は正直に伝えて問題ない
具体的な業務内容への興味を伝える
なぜその部署で働きたいのか、具体的な業務への興味を示すことが大切です。「営業部を希望します」だけではなく、その営業部が扱う商品やサービス、仕事の進め方などに触れて理由を述べましょう。
【例文】
「貴社の主力商品である〇〇のプロモーションに携わりたいと考えております。学生時代にイベントスタッフのアルバイトを経験し、商品の魅力を直接お客様に伝える仕事に大きなやりがいを感じました。営業部の一員として、商品の価値をより多くの人に届け、会社の売上拡大に貢献したいです。」
このように、具体的な業務内容に触れることで、仕事への深い理解と高い意欲をアピールできます。
自身の強みを活かせる点をアピールする
自分の得意なことや強みが、希望する部署でどのように活かせるかを具体的に伝えましょう。会社側も、その人が最も能力を発揮できる場所で活躍してほしいと考えています。
【例文】
「製造部の品質管理チームを希望します。私は、こつこつと地道な作業を正確に続けることが得意です。この強みは、製品の品質を維持し、お客様からの信頼を守る品質管理の業務において、必ず活かせると考えております。細部までこだわり抜く姿勢で、貴社のブランド価値向上に貢献したいです。」
自分の強みと仕事内容を結びつけることで、配属後の活躍イメージを持たせることができます。
会社の将来性に貢献したい意欲を示す
会社の将来性や事業戦略に触れ、自分がどのように貢献したいかを伝えるのも有効な方法です。そのためには、会社の今後の展望についてもしっかりと調べておく必要があります。
【例文】
「貴社が今後注力される〇〇事業の拡大に貢献したく、企画開発部を希望いたします。新しいサービスや価値を生み出すことに強い関心があり、常に情報収集を怠りません。持ち前の探究心と行動力を活かし、〇〇事業を成功に導く一員として尽力したいです。」
会社の未来を見据えた視点を持っていることを示すことで、長期的に活躍してくれる人材だと期待してもらえます。
勤務地の希望理由は正直に伝えて問題ない
勤務地の希望がある場合、その理由は正直に伝えても問題ありません。ただし、伝え方には少し工夫が必要です。「実家から通いたいから」という理由も、ポジティブな表現に変換しましょう。
【例文】
「生まれ育った〇〇地域に貢献したいという思いが強く、△△支店での勤務を希望いたします。また、実家から通勤することで生活基盤が安定し、その分、目の前の仕事に全力で集中できると考えております。地域に根ざして長く働き、会社に貢献していきたいです。」
プライベートな理由であっても、それが仕事に良い影響を与えるという形で伝えることで、採用担当者も納得しやすくなります。

配属希望アンケートで避けるべきNGな書き方とは?
熱意を伝えるつもりが、かえってマイナスの印象を与えてしまうこともあります。ここでは、アンケートで避けるべきNGな書き方の例を見ていきましょう。
- 給料や休日などの待遇面だけを理由にする
- 「成長したい」など抽象的な理由に終始する
- 複数の部署を挙げて一貫性がない
- 「どこでもいいです」とだけ書いてしまう
給料や休日などの待遇面だけを理由にする
給料や休日、福利厚生といった条件面だけを希望理由にするのは避けましょう。もちろん働く上で重要な要素ですが、それを前面に出しすぎると「仕事内容には興味がないのでは?」と捉えられてしまいます。会社は、自社の事業に貢献してくれる人材を求めています。希望理由はあくまで仕事内容や自己の強みと関連付けて説明し、待遇面への言及は控えるのが賢明です。仕事への意欲を中心に伝えることを忘れないようにしましょう。会社選びの軸として待遇を重視すること自体は、決して悪いことではありません。ですが、それを希望理由としてストレートに伝えるのは、良い印象を与えないことが多いです。
「成長したい」など抽象的な理由に終始する
「貴社で成長したいです」という理由は、具体性に欠けるため注意が必要です。意欲的に聞こえるかもしれませんが、会社は学校ではありません。会社側が知りたいのは、「どのように会社に貢献してくれるのか」です。「成長したい」と伝える場合は、「〇〇というスキルを身につけて、将来的には△△という形で会社に貢献したい」というように、成長した結果、会社にどのようなメリットがあるのかまで具体的に示す必要があります。受け身の姿勢ではなく、自ら学んで会社に貢献していくという能動的な姿勢をアピールすることが大切です。
複数の部署を挙げて一貫性がない
希望部署を複数挙げても問題ありませんが、それぞれの希望理由に一貫性を持たせることが重要です。例えば、「人と接するのが好きなので営業部を希望します」と書いた後に、「黙々と作業したいので製造部も希望します」と書くと、どちらが本当の自分なのか分からず、自己分析ができていない印象を与えてしまいます。複数の部署を挙げる場合は、「お客様と直接関わる仕事がしたい」という軸で営業部と販売促進部を希望するなど、共通する志望動機で説明できるようにしましょう。自分のキャリアに対する考えがしっかりしていることを示すチャンスです。
「どこでもいいです」とだけ書いてしまう
協調性を示そうとして「どこでもいいです」と書くのは、意欲がないと判断される可能性が高く、逆効果です。会社としては、何も考えていない、仕事へのこだわりがない、と受け取ってしまうかもしれません。もし本当に希望がない場合でも、ただ「どこでもいい」と書くのではなく、前向きな姿勢を付け加える工夫が必要です。例えば、「配属された部署で全力を尽くします」といった意欲を示す言葉を添えるだけでも印象は大きく変わります。詳しい伝え方は、次の章で解説します。

「特に希望なし」や「どこでもいい」と伝えたい場合の工夫
「まだ自分が何をしたいのか分からない」「会社の判断に任せたい」という場合もあるでしょう。そんな時に「どこでもいい」という気持ちをポジティブに伝える工夫を紹介します。
- 意欲的な姿勢を添えて会社の判断に任せる
- 挑戦したい分野の方向性だけを伝える
- 会社への貢献意欲をアピールする
意欲的な姿勢を添えて会社の判断に任せる
ただ「希望なし」と書くのではなく、前向きな言葉を添えることがポイントです。「配属された部署で一日も早く戦力になれるよう、何事にも全力で取り組みます」のように、仕事に対する意欲的な姿勢を示しましょう。
【例文】
「現時点では特定の部署に固執しておりません。貴社の事業内容のいずれにも魅力を感じており、まずは与えられた環境で知識と経験を積み、会社に貢献したいと考えております。どの部署に配属されても、そこで全力を尽くす所存です。」
このように書くことで、柔軟性や素直さ、そして仕事への高い意欲をアピールすることができます。
挑戦したい分野の方向性だけを伝える
特定の部署名は挙げずに、興味のある分野や仕事のスタイルといった方向性を示す方法もあります。これにより、自分の適性を伝えつつ、配属の判断を会社に委ねることができます。
【例文】
「お客様と直接コミュニケーションを取り、関係性を築いていく仕事に関心があります。また、チームで協力して一つの目標を達成することにやりがいを感じます。これらの経験が活かせる部署で、貴社に貢献できれば幸いです。」
このように、具体的な部署名ではなく「どんな働き方がしたいか」を伝えることで、会社側も適性を判断しやすくなり、ミスマッチを防ぐことに繋がります。
会社への貢献意欲をアピールする
「どこでもいい」という気持ちの根底にある「会社に貢献したい」という思いをストレートに伝えるのも一つの手です。会社の理念やビジョンへの共感を示し、その一員として役に立ちたいという純粋な気持ちを表現しましょう。
【例文】
「『〇〇』という貴社の経営理念に深く共感しており、その理念を実現する一員として働きたいと強く願っております。事業の最前線で経験を積むことで、理念の体現に貢献したいです。そのため、まずは配属先の業務に真摯に取り組み、会社全体の発展に貢献できるよう努力いたします。」
特定の業務へのこだわりよりも、会社そのものへの貢献意欲をアピールすることで、ロイヤリティの高い人材として評価される可能性があります。
もし希望の配属にならなかったらどう考えればいい?
一生懸命考えてアンケートを提出しても、必ずしも希望通りに配属されるとは限りません。もし希望と違う部署に配属された場合に、どう考え、どう行動すればよいかを知っておきましょう。
- まずは配属先で成果を出すことに集中する
- 社内公募や異動希望の制度を確認しておく
- 配属先で得られるスキルや経験を考える
- どうしても合わない場合は転職も視野に入れる
まずは配属先で成果を出すことに集中する
希望と違う部署に配属されると、がっかりしてしまうかもしれません。ですが、まずは目の前の仕事で成果を出すことが最も重要です。会社は、その人の適性や会社全体の人員バランスを考えて配属を決定しています。そこで腐らずに一生懸命仕事に取り組む姿勢は、必ず誰かが見てくれています。配属先でしっかりと実績を積むことが、将来的に希望の部署へ異動するための近道になることも少なくありません。まずは3年間、全力で取り組んでみるという気持ちで臨んでみましょう。
社内公募や異動希望の制度を確認しておく
多くの会社には、社員が自ら異動を希望できる制度があります。「社内公募制度」や「自己申告制度」といった名称で、定期的に希望調査が行われることが多いです。入社後すぐに「異動したい」と主張するのは現実的ではありませんが、将来的に希望のキャリアを実現するための選択肢として、どのような制度があるのかを確認しておくと良いでしょう。制度の有無や利用条件を知っておくだけで、将来への見通しが立ち、目の前の仕事にも前向きに取り組めるはずです。
配属先で得られるスキルや経験を考える
一見、希望と違うように思える仕事でも、そこでしか得られない貴重なスキルや経験が必ずあります。例えば、希望していた企画職ではなく営業職に配属されたとしても、現場でお客様の生の声を聴く経験は、将来企画の仕事をする上で何物にも代えがたい財産になります。すぐに希望が叶わなかったとしても、その経験が将来のキャリアにどう繋がるのか、長い目で考えてみましょう。どんな経験も無駄にはなりません。むしろ、遠回りに思えた経験が、後々自分だけの強みになることも多いのです。
どうしても合わない場合は転職も視野に入れる
配属先で全力を尽くしても、仕事内容や環境がどうしても自分に合わないと感じることもあるかもしれません。心身に不調をきたすほどであれば、無理し続ける必要はありません。その場合は、部署異動を相談するか、あるいは転職という選択肢も視野に入れることが大切です。一度社会に出て働くことで、学生時代には見えなかった自分の本当の適性や、やりたいことが明確になることもあります。自分のキャリアを守るための選択肢として、転職があることを覚えておきましょう。
配属のミスマッチを防ぎたいならプロに相談する選択肢も
ここまで配属希望アンケートの書き方について解説してきましたが、それでも一人で考えるのは不安かもしれません。そんな時は、キャリアのプロに相談するのも一つの有効な手段です。
- 一人で悩まずキャリアの専門家に相談する
- Zキャリアのエージェントに相談してみよう
一人で悩まずキャリアの専門家に相談する
キャリアの悩みは一人で抱え込まないことが大切です。特に、初めての就職活動では、分からないことだらけで当然です。そんな時、客観的な視点からアドバイスをくれる専門家の存在は非常に心強いものです。転職エージェントなどのキャリアコンサルタントは、多くの求職者の相談に乗ってきたプロフェッショナルです。自分の強みが分からない、どんな仕事が向いているか分からないといった漠然とした悩みから、具体的なアンケートの書き方まで、幅広くサポートしてくれます。第三者の視点が入ることで、自分では気づかなかった可能性が見えてくることもあります。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
もし配属希望アンケートの書き方や、そもそもどんな会社・仕事を選べばいいか分からず悩んでいるなら、Zキャリアのエージェントに相談してみませんか。Zキャリアは、若年層の就職・転職支援に特化したサービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、一人ひとりの話にじっくり耳を傾け、自己分析から企業選び、書類作成まで、マンツーマンで丁寧にサポートします。配属先のミスマッチは、入社後のやりがいやキャリア形成に大きく影響します。自分に合った環境でスタートを切るためにも、ぜひ一度、Zキャリアの無料相談を活用してみてください。一緒に納得のいくキャリアの第一歩を踏み出しましょう。