- イライラする上司のよくある特徴
- 上司がイライラする背景にある心理
- 上司のイライラへの具体的な対処法
- 自分の心を守るための考え方
イライラする上司への基本的な考え方
毎日顔を合わせる上司がイライラしていると、仕事に行くのが本当に憂鬱になります。ここでは、そうした悩みに対する基本的な考え方について、以下の項目を解説します。
- 上司の機嫌は自分の責任と考えすぎない
- 感情的にならず冷静に対応する
- 自分の心を守ることを最優先にする
各項目について、詳しく見ていきましょう。
上司の機嫌は自分の責任と考えすぎない
上司の機嫌は上司自身の問題であり、部下である自分の責任ではないと割り切ることが大切です。もちろん、仕事でミスをして注意されることはありますが、上司が常にイライラしているのは、その人の感情コントロールの問題や、他のプレッシャーが原因である可能性が高いです。
「自分が何か悪いことをしたからだ」「自分のせいで機嫌が悪いんだ」とすべてを背負い込んでしまうと、精神的にとても疲れてしまいます。上司が不機嫌なのは、天気が悪いことと同じように「自分ではコントロールできないこと」と捉え、必要以上に自分を責めないようにしましょう。
感情的にならず冷静に対応する
上司がイライラしていても、こちらも感情的になってはいけません。相手が大声を出したり、強い口調で話したりすると、こちらもついカッとなったり、逆に萎縮してしまったりしがちです。
ですが、感情で返してしまうと、事態はさらに悪化するだけです。相手がイライラしている時こそ、こちらは「冷静に、淡々と」対応することを心がけてください。相手の感情の波に飲み込まれず、仕事上の「事実」だけに着目するようにしましょう。深呼吸をして、まずは落ち着いて相手の話を聞く姿勢を見せることが、状況を悪化させない第一歩です。
自分の心を守ることを最優先にする
何よりも大切なのは、自分の心と体の健康を守ることです。イライラしている上司の対応を毎日続けていると、知らず知らずのうちに大きなストレスが溜まり、心が疲弊してしまいます。
仕事はもちろん大切ですが、それで自分の健康を害してしまっては元も子もありません。上司のイライラは「上司の問題」と割り切り、適度な距離感を保つことが重要です。「これは仕事だから」と我慢しすぎず、つらいと感じたら信頼できる人に相談したり、適切に対処したりして、自分自身を守ることを最優先に考えてください。
あなたの上司は?イライラする上司のよくある特徴
イライラしやすい上司には、いくつかの共通した特徴が見られることがあります。具体的には以下の通りです。
- 感情の起伏が激しく突然怒り出す
- 思い通りにならないと不機嫌になる
- 忙しくなると余裕がなくなり八つ当たりする
- 自分のミスを認めず部下のせいにする
- 人によって態度を大きく変える
各項目について、詳しく解説していきます。
感情の起伏が激しく突然怒り出す
感情のコントロールが苦手で、さっきまで普通に話していたのに、些細なきっかけで突然大声を出したり、不機嫌になったりするタイプです。周りは常にその上司の顔色をうかがうことになり、職場全体がピリピリとした緊張感に包まれてしまいます。
報告や連絡、相談をしたい時も、「今話しかけて大丈夫かな?」「また怒られるんじゃないか」とためらってしまいがちです。その結果、業務に必要なコミュニケーションが取りにくくなり、仕事がスムーズに進まなくなる原因にもなります。
思い通りにならないと不機嫌になる
自分の考えや進め方が絶対だと思っており、部下が少しでも違う意見を言ったり、自分の想定通りに動かなかったりすると、露骨に不機嫌になる上司です。このタイプは、自分のやり方に強いこだわりを持っていることが多いです。
部下としては、新しい提案や改善案を出しにくくなりますし、常に上司の「正解」を探しながら仕事をしなければならないため、窮屈さを感じてしまいます。指示待ちの姿勢が身につきやすく、自分で考えて行動する力が育ちにくい環境とも言えます。
忙しくなると余裕がなくなり八つ当たりする
普段は温厚そうに見えても、仕事が忙しくなったり、納期が迫ったりすると、途端にイライラし始める上司もいます。自分の仕事で手一杯になり、キャパシティを超えてしまうと、そのストレスの矛先が部下に向かってしまうのです。
「なんでこんなこともできないんだ」「今忙しいんだから話しかけるな」といった強い口調で言われると、部下は萎縮してしまいます。忙しい時こそチームで協力すべきなのに、上司がイライラすることで、かえって連携が取りにくくなるという悪循環に陥りがちです。
自分のミスを認めず部下のせいにする
プライドが高く、自分の非を認めたがらないタイプです。仕事で何か問題が起きた時、原因が自分にあったとしても、それを認めずに「指示の受け取り方が悪い」「部下の確認不足だ」などと、責任を部下に押し付けようとします。
このような上司の下で働いていると、理不尽に怒られることが多くなり、「自分は悪くないのに」という不満やストレスが溜まっていきます。上司への信頼感もなくなり、仕事へのモチベーションも大きく下がってしまうでしょう。
人によって態度を大きく変える
自分より上の立場の人にはヘコヘコする一方で、部下や立場の弱い人には高圧的な態度を取る上司です。いわゆる「上司ガチャでハズレ」と感じやすい典型的な例かもしれません。
このような上司は、自分の評価を非常に気にするため、上には良い顔をします。その分、部下に自分のストレスをぶつけたり、厳しく当たったりすることでバランスを取ろうとします。部下からすると、不公平感を強く感じ、上司への不信感が募る一方です。
なぜ上司はイライラしてしまうのか
上司がイライラするのには、その人なりの理由や背景があるはずです。上司の心理について、以下の項目を解説します。

各項目について、詳しく解説していきます。
重いプレッシャーや責任を感じている
上司は、部下よりも重い責任やプレッシャーを抱えていることが多いです。例えば、チーム全体の目標達成や、さらに上の上司からの厳しい要求など、常に成果を出すことを求められています。
こうしたプレッシャーが大きすぎると、心に余裕がなくなり、イライラしやすくなります。部下のちょっとしたミスが、目標達成の妨げになるように感じてしまい、過剰に反応してしまうのです。上司自身も、どうすればいいか分からず追い詰められているのかもしれません。
自分の思い通りに仕事を進めたい
仕事の進め方やクオリティに強いこだわりがあり、「こうあるべきだ」という理想が高い上司もいます。自分のやり方が一番効率的で正しいと信じているため、部下がその基準から外れることを極端に嫌います。
部下が自分なりの工夫をしたり、少し違うやり方を試したりすると、「なぜ指示通りにやらないんだ」とイライラしてしまいます。部下の成長よりも、自分のやり方を守ることを優先してしまうため、部下は窮屈に感じてしまいます。
コミュニケーションが苦手でうまく伝えられない
意外かもしれませんが、部下とのコミュニケーションが苦手な上司もいます。自分の考えや指示を、どう伝えれば部下に正しく理解してもらえるか分からず、もどかしさを感じているのです。
うまく伝えられない結果、部下が期待した動きと違うことをすると、「なんで分からないんだ!」とイライラにつながってしまいます。本当はもっと丁寧に教えたいと思っていても、その方法が分からず、つい強い口調になってしまうこともあります。
期待通りに部下が動いてくれない
上司は「これくらい言わなくても分かるだろう」「当然こう動いてくれるはずだ」と、部下に対して無意識に高い期待をかけていることがあります。特に、自分自身が若い頃に優秀だった上司に多いかもしれません。
しかし、部下はまだ経験が浅かったり、上司とは違う考え方を持っていたりします。そのギャップに気づかず、「期待に応えてくれない」と感じると、がっかりした気持ちがイライラに変わってしまいます。部下の立場やスキルを正しく理解できていないことが原因です。
上司がイライラしている時の具体的な対処法
上司が実際にイライラしている場面に遭遇した時、どう行動すればよいでしょうか。具体的な対処法について、以下の項目を解説します。

各項目について、詳しく解説していきます。
まずは距離を置いて冷静になるのを待つ
上司が明らかにイライラしている時は、無理に近づかないのが一番です。感情的になっている時に何を伝えても、火に油を注ぐだけになる可能性が高いです。
急ぎの用件でなければ、「今はそっとしておこう」と判断し、物理的に距離を置くのが賢明です。上司も時間が経てば少しは冷静になるかもしれません。嵐が過ぎ去るのを待つように、今は自分の仕事に集中し、関わらないようにしましょう。
話しかけるタイミングを慎重に見極める
どうしても報告や相談が必要な場合は、話しかけるタイミングを慎重に選びます。例えば、朝一番や昼休み明けなど、比較的機嫌が安定していそうな時間帯を狙うのも一つの手です。
また、上司の様子を観察し、電話が終わった直後や、他の人との打ち合わせが終わった後など、一息ついているように見える瞬間を見計らいましょう。「今、少しお時間よろしいでしょうか?」と、相手の都合を伺う一言を添えることも大切です。
用件は結論から簡潔に伝える
イライラしている上司は、長い話を聞く余裕がありません。話しかける時は、まず「結論」から伝えることを徹底しましょう。「〜の件ですが、〇〇になりました」「〜についてご相談があります」と、何の話なのかを最初に明確にします。
その上で、必要な情報を短く、分かりやすく伝える努力をしてください。ダラダラと経緯から説明し始めると、「で、何が言いたいの?」と、さらにイライラさせてしまう原因になります。聞かれたことにだけ答えるようにするのも良い方法です。
指示や注意は「はい」と一旦受け止める
上司がイライラしながら指示や注意をしてきた場合、まずは「はい」と受け止める姿勢を見せましょう。たとえ理不尽だと感じたり、反論したいことがあったりしても、その場で言い返すのは得策ではありません。
相手はまず、自分の言うことを聞いてほしい、理解してほしいと思っています。まずは「承知しました」「確認します」と返事をすることで、相手の感情を一旦クールダウンさせる効果が期待できます。反論や意見は、相手が落ち着いてからにしましょう。
必要以上に謝罪したり萎縮したりしない
オドオドしたり、必要以上に謝ったりすると、上司によっては「こいつには何を言ってもいいんだ」と判断し、さらに高圧的になる可能性があります。ミスをした場合は謝罪が必要ですが、そうでないなら堂々としていることが大切です。
もちろん、反抗的な態度を取る必要はありません。ですが、相手のイライラに引きずられて過度に萎縮してしまうと、かえって相手をイライラさせることもあります。冷静に、落ち着いた態度で「事実」を伝えることを心がけてください。
上司のイライラから自分を守る心の持ち方
上司のイライラに振り回されないためには、自分自身の心の持ち方も重要です。自分を守るための考え方について、以下の項目を解説します。
- 感情と事実を切り離して受け止める
- 上司の機嫌を自分の評価と結びつけない
- 仕事以外の時間で上手にストレスを発散する
- 社内の信頼できる人や同僚に相談する
各項目について、詳しく解説していきます。
感情と事実を切り離して受け止める
上司がイライラして何かを言ってきた時、その「感情」と「事実」を分けて考えるクセをつけましょう。例えば、「こんなミスするなんて信じられない!」と強く言われたとします。
この時、「信じられない」という部分は上司の感情です。ですが、「ミスをした」という部分は事実かもしれません。感情的な部分で傷つくのではなく、「ミスがあった」という事実だけを受け止め、「次はどうすれば防げるか」と考えるようにします。相手の感情に飲み込まれないことが大切です。
上司の機嫌を自分の評価と結びつけない
上司が不機嫌だからといって、自分の評価が低いとは限りません。前述の通り、上司がイライラしている理由は、上司自身の問題であることが多いです。
「また怒られたから、自分はダメなんだ」と落ち込む必要はありません。上司の機嫌と、自分の仕事のパフォーマンスや価値は別物です。あくまで仕事としてやるべきことをやっているのであれば、上司の機嫌一つで自分を低く評価しないようにしましょう。
仕事以外の時間で上手にストレスを発散する
仕事で溜まったストレスは、仕事以外の時間でしっかりと発散させることが非常に重要です。上司のイライラをずっと引きずっていると、プライベートの時間まで楽しめなくなってしまいます。
趣味に没頭する、スポーツで汗を流す、美味しいものを食べる、友人と話す、ゆっくりお風呂に入るなど、自分がリラックスできる方法を見つけて実践しましょう。仕事とプライベートのオン・オフをしっかり切り替えることで、心のバランスを保つことができます。

社内の信頼できる人や同僚に相談する
一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうことも大切です。もし社内に信頼できる先輩や同僚がいれば、「うちの上司、最近こんな感じで…」と愚痴をこぼすだけでも、気持ちが楽になることがあります。
同じ職場で働いている人であれば、状況を理解してくれやすく、共感してもらえるかもしれません。「みんな同じように感じているんだ」と分かるだけでも、孤独感が和らぎます。ただし、相談相手は慎重に選び、上司本人に伝わらないよう注意が必要です。
対処しても改善しない場合の最終手段
色々な対処法を試しても、上司のイライラが改善されず、働くのが限界だと感じた場合の最終手段について、以下の項目を解説します。
- さらに上の上司や人事部に相談する
- 部署異動の可能性を探ってみる
- 転職して環境を変えることも考える
各項目について、詳しく解説していきます。
さらに上の上司や人事部に相談する
上司本人に言っても無駄だと感じたら、そのさらに上の上司(部長など)や、会社の人事部・総務部などに相談することを検討しましょう。上司の言動が、単なるイライラを超えて「パワハラ」にあたる可能性もあります。
相談する際は、感情的に「つらいです」と訴えるだけでは不十分です。「いつ、どこで、何を言われた(された)か」を具体的に記録しておくと、会社側も状況を把握しやすくなります。客観的な事実を伝えることが、動いてもらうためのポイントです。
部署異動の可能性を探ってみる
もし、会社自体は嫌いではないけれど、今の上司とだけ合わないという場合は、部署異動を願い出るのも一つの方法です。別の部署に異動することで、その上司と物理的に距離ができ、ストレスから解放される可能性があります。
ただし、必ずしも希望が通るとは限りませんし、異動先が必ずしも良い環境である保証もありません。ですが、今の状況が限界であれば、人事部などに「他の部署での仕事にも興味がある」といった形で、可能性を探ってみる価値はあります。
転職して環境を変えることも考える
様々な手を尽くしても状況が変わらない、あるいは会社自体に問題があると感じる場合は、転職して働く環境そのものを変えるのが最も確実な解決策です。
自分を守るために「逃げる」ことは、決して悪いことではありません。イライラする上司の下で我慢し続けて心を壊してしまう前に、新しい職場を探す決断も必要です。世の中には、もっと風通しが良く、働きやすい職場がたくさんあります。
上司のイライラで悩んだらプロに相談しよう
上司との関係に悩み、どうしていいか分からなくなった時は、転職のプロであるエージェントに相談するのも有効な手段です。具体的なメリットについて、以下の項目を解説します。
- 自分の状況を客観的に整理してもらう
- ストレスのない職場の探し方を教えてもらう
各項目について、詳しく解説していきます。
自分の状況を客観的に整理してもらう
自分一人で悩んでいると、何が一番つらいのか、どうしたいのかが分からなくなってしまいがちです。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、話を聞くプロです。
今の上司のどんなところに困っているのか、自分は本当はどうしたいのかを話すことで、気持ちが整理されます。アドバイザーは第三者の視点から、「それはつらい状況ですね」「こういう考え方もできますよ」と客観的なアドバイスをくれるため、冷静に自分の状況を見つめ直すことができます。
ストレスのない職場の探し方を教えてもらう
次の職場でも同じような上司がいたらどうしよう、という不安は大きいものです。転職エージェントは、たくさんの会社の内部情報や職場の雰囲気についても詳しいです。
「人間関係が良い職場がいい」「穏やかな社風のところがいい」といった希望を伝えれば、それに合った求人を紹介してくれます。求人票だけでは分からない、実際の職場の様子を知った上で応募先を選べるのは、大きな安心材料になります。
Zキャリアのエージェントに相談してみる
Zキャリアは、特に若い世代のノンデスクワーカー(現場で働く仕事)の転職サポートに力を入れています。現場ならではの人間関係の悩みや、キャリアの不安についても、深く理解しています。
「上司がイライラしていてつらい」「今の環境から抜け出したい」といった漠然とした悩みでも構いません。まずはZキャリアのエージェントに、今の正直な気持ちを話してみませんか。登録は無料で、相談したからといって必ず転職しなければいけないわけではありません。今の状況を良くするための第一歩として、気軽に相談してみてください。