- 社員旅行が「やばい」と言われる理由
- 社員旅行のメリットとデメリット
- 注意すべき「やばい」社員旅行の特徴
- 社員旅行のない会社の探し方
- 会社の文化が合わない時の対処法
社員旅行がある会社は本当にやばいの?
「社員旅行がある」と聞くと、少し古いイメージを持ったり、不安を感じたりするかもしれません。ここでは、社員旅行に対する世の中の一般的なイメージについて、以下の通り解説します。
- 多くの人が「行きたくない」と感じている
- 「時代遅れ」と感じる人も少なくない
- 大手企業でも実施している場合はある
各項目について、詳しく見ていきましょう。
多くの人が「行きたくない」と感じている
「行きたくない」と感じる人は多いです。検索キーワードに「行きたくない」「いらない」といった言葉が並ぶことからも、社員旅行に対してネガティブな気持ちを持つ人が一定数いることがわかります。
仕事とプライベートはきっちり分けたいと考える人にとって、休日や仕事終わりの時間を使ってまで、会社の人と過ごすのは大きなストレスになるでしょう。特に若い世代では、会社の飲み会やイベントへの参加を負担に感じる傾向があり、社員旅行もその一つとして捉えられがちです。
「参加しないと気まずい」「上司に気を遣うのが疲れる」といった人間関係の悩みも、行きたくないと感じる大きな理由になっています。
「時代遅れ」と感じる人も少なくない
社員旅行を「時代遅れ」と感じる声も少なくありません。昔は社員同士の親睦を深めるための大切なイベントとして、多くの会社で実施されていました。ですが、働き方や価値観が多様化した現代では、会社が主導する団体行動を「古い慣習」と感じる人も増えています。
個人の時間を大切にしたい、会社の人とは仕事だけの関係で良い、と考える人にとっては、社員旅行の必要性を感じにくいでしょう。会社側が良かれと思って企画していても、社員にとっては「非常識に感じる」「やばい」とさえ思われてしまうことがあるのが現実です。
大手企業でも実施している場合がある
社員旅行があるのは、中小企業や古い体質の会社だけとは限りません。意外かもしれませんが、大手企業でも福利厚生の一環として社員旅行を実施しているケースはあります。
ただし、その内容は大きく異なる場合があります。昔ながらの全員参加・団体行動型の旅行もあれば、行き先や日程を複数から選べる自由度の高いもの、あるいは家族の同伴が可能なものなど、社員の満足度を高める工夫がされていることもあります。
「社員旅行がある=やばい会社」とすぐに結びつけるのではなく、その内容や強制力の有無を見極めることが大切です。
社員旅行がストレスになる理由
なぜ、社員旅行はこれほどまでに「行きたくない」と感じさせてしまうのでしょうか。多くの人がストレスを感じる具体的な理由について、以下の通り解説します。
- プライベート時間の拘束
- 上司や同僚への気遣い
- 強制参加のプレッシャー
- 発生する費用負担
各項目について、詳しく見ていきましょう。
プライベート時間の拘束
最も大きな理由は、貴重なプライベート時間が拘束されることです。社員旅行の多くは、休日や週末を使って行われます。普段、仕事で疲れている中で、やっと迎えた休日を会社の行事で潰されてしまうのは、大きなストレスになります。
平日の仕事終わりに出発するとしても、帰宅してリラックスする時間が奪われます。旅行先でも自由時間は少なく、団体行動を求められることが多いでしょう。自分の好きなように過ごせない時間が続くことは、休むどころか、かえって疲れを溜め込む原因になってしまいます。
上司や同僚への気遣い
常に上司や同僚に気を遣わなければならない点も、大きなストレス源です。普段の職場でも気疲れしているのに、旅行先という解放的な場所でも、無礼講とはいきません。
「上司にお酌をしないといけないかな」「失礼のないように振る舞わないと」「同僚と何を話せばいいんだろう」など、四六時中、周囲の目を気にしなければならない状態は、精神的に非常に疲れます。特に、普段あまり話さない人と同じ部屋になったり、長時間を共に過ごしたりするのは「気まずい」と感じる人も多いでしょう。
強制参加のプレッシャー
事実上の「強制参加」であるプレッシャーも問題です。「参加は任意」とされていても、部署のほとんどが参加する中で自分だけ断ったり、上司から暗に参加を促されたりすると、断りづらい空気が生まれます。
「行きたくない」と正直に言えず、「断ったら評価が下がるのではないか」「職場で浮いてしまうのではないか」と不安になり、結局しぶしぶ参加するケースも少なくありません。このような同調圧力は、社員旅行を「楽しいイベント」ではなく「苦痛な義務」に変えてしまいます。
発生する費用負担
旅行費用の一部または全額が自己負担になる場合も、大きなストレスです。会社が全額負担してくれるならまだしも、「社員旅行積立金」として毎月の給料から天引きされたり、現地での食費やお土産代が別途かかったりすることもあります。
特に給料がまだ多くない若手社員にとって、数万円の出費は決して小さくありません。自分が行きたくもない旅行のために、お金を払わなければならないのは、納得がいかないと感じるのも当然です。経済的な負担感が、さらに行きたくない気持ちを強めてしまいます。
注意すべき「やばい」社員旅行の特徴
「社員旅行がある会社=すべてがやばい」わけではありません。ですが、中には本当に入社を避けるべき「やばい」特徴を持つ会社もあります。その見分け方について、以下の通り解説します。
- 事実上の強制参加
- 休日や深夜の拘束
- 高額な自己負担
- 不明確な目的と古い慣習
各項目について、詳しく見ていきましょう。
事実上の強制参加
「任意」と言いながら参加しない選択肢がない会社は要注意です。「みんな行くんだから」「協調性がない」といった圧力をかけられたり、不参加の理由をしつこく聞かれたりする場合、個人の意思を尊重しない社風である可能性が高いです。
ひどい場合には、不参加がボーナスや昇進などの評価に悪影響を与えることもあります。これは社員旅行に限らず、飲み会や社内イベント全般に共通するかもしれません。入社前に、そうした「空気」がないか、面接などで確認できると良いでしょう。
休日や深夜の拘束
プライベートを過度に侵害するスケジュールを組む会社も「やばい」サインです。例えば、金曜の仕事終わりにそのまま出発し、土日を丸々拘束され、日曜の夜遅くに帰宅するようなスケジュールです。
これでは全く休む時間がありません。また、旅行先での宴会が深夜まで続き、参加を強制されるような場合も問題です。社員の健康やプライベートを軽視している証拠と言えます。業務時間外の拘束が当たり前になっている会社は、他の面でも無理を強いる可能性があります。
高額な自己負担
社員旅行の費用負担が異常に重い場合も注意が必要です。毎月の給料から高額な「積立金」が引かれ、その使い道もよくわからないまま、豪華すぎる(または、そうでもない)旅行に参加させられるケースです。
会社が費用をほとんど負担せず、参加費として数万円を徴収される場合も同様です。福利厚生は、本来社員の生活を豊かにするためのものです。それなのに、社員に経済的な負担を強いるような制度は、会社の経営状態が良くないか、社員のことを大切に考えていない可能性があります。

不明確な目的と古い慣習
何のために行くのか目的がハッキリしない旅行も問題です。「昔からやっているから」という理由だけで、社員の意見も聞かずに毎年同じような旅行を続けている会社は、組織全体が変化を嫌う古い体質かもしれません。
社員同士の交流が目的なら、旅行以外の方法(例えば、ランチ会や部活動支援など)も選べるはずです。社員が本当に望んでいることを把握せず、上層部の自己満足や古い慣習を押し付けるような会社では、働きやすさを感じにくいでしょう。
社員旅行がある会社のメリット
ここまでネガティブな側面を見てきましたが、社員旅行には良い面もあります。会社によっては、社員旅行がプラスに働く場合のメリットについて、以下の通り解説します。
- 普段関わらない人と交流できる
- 会社の費用で旅行に行ける
- チームの結束が強まる場合がある
各項目について、詳しく見ていきましょう。
普段関わらない人と交流できる
部署や役職を超えたコミュニケーションが生まれるのは、メリットの一つです。普段の仕事では接点のない他の部署の人や、あまり話す機会のない上司とも、旅行という非日常の場で話すきっかけができます。
これにより、社内の人間関係がスムーズになり、仕事での連携が取りやすくなることもあります。新しい一面を知ることで、お互いの理解が深まるかもしれません。もちろん、それが逆にストレスになる可能性もありますが、ポジティブな出会いの場になることも期待できます。
会社の費用で旅行に行ける
会社の経費で旅行体験ができる点も、大きなメリットです。特に、会社が費用を全額負担してくれる場合、自分のお金を使わずに観光地に行ったり、美味しいものを食べたりできます。
普段はなかなか行けないような場所や、泊まれないような良い宿に泊まれるかもしれません。旅行そのものが好きな人にとっては、純粋に「お得なイベント」として楽しめるでしょう。会社からの日頃の感謝のしるしとして、豪華な旅行をプレゼントしてくれる会社もあります。
チームの結束が強まる場合がある
共通の体験を通じてチームの一体感が高まることもあります。一緒にアクティビティを楽しんだり、困難を乗り越えたりすることで、職場の一体感や仲間意識が芽生えることがあります。
仕事中とは違うリラックスした雰囲気で過ごすことで、お互いの距離が縮まり、帰社後のチームワークが向上する可能性もあります。ただし、これは参加者全員が前向きに楽しんでいることが前提です。無理やり参加させられた旅行では、逆効果になることの方が多いでしょう。
社員旅行がある会社のデメリット
一方で、やはりデメリットも見逃せません。社員旅行があることによって生じる、具体的なデメリットについて、以下の通り解説します。
- 人間関係のストレスが増える
- 不参加が評価に響く不安を感じる
- 会社の価値観と合わないと感じる
各項目について、詳しく見ていきましょう。
人間関係のストレスが増える
メリットの裏返しですが、人間関係のストレスがむしろ増える可能性が高いです。普段から苦手だと感じている上司や同僚と、24時間近く一緒にいなければならないのは、大きな苦痛です。
旅行中に小さなトラブルや意見の食い違いが起こり、逆に人間関係が悪化してしまうこともあり得ます。また、宴会での無茶振りや、プライベートなことをしつこく聞かれるなど、ハラスメントの温床になる危険性もはらんでいます。仕事以上に気疲れしてしまう人も多いでしょう。
不参加が評価に響く不安を感じる
参加しないことで不利な扱いを受けるのではないかという不安です。たとえ「任意参加」であっても、参加しない人が少数派であれば、「協調性がない」「会社への忠誠心が低い」といったレッテルを貼られてしまうのではないかと心配になります。
実際に評価に響くかどうかは会社によりますが、そうした不安を抱えながら働くこと自体がストレスになります。「行きたくない」という本音を言えない雰囲気は、風通しの悪い職場環境であるとも言えます。
会社の価値観と合わないと感じる
会社の「古い価値観」を押し付けられると感じる点です。「社員は家族」「公私混同が当たり前」といった考え方が背景にある場合、プライベートを大切にしたい個人の価値観とは真っ向から対立します。
社員旅行のあり方は、その会社の文化や価値観を象徴しています。もし、社員旅行のスタイルに強い違和感や嫌悪感を抱くのであれば、それはその会社の文化自体が自分に合っていないというサインかもしれません。
社員旅行に行きたくない場合の対処法
すでに入社した会社に社員旅行があり、どうしても行きたくない場合、どうすれば良いのでしょうか。角を立てずに対応する方法について、以下の通り解説します。
- 断る場合の伝え方を工夫する
- 会社の雰囲気やルールを確認する
- どうしても嫌なら無理をしない
各項目について、詳しく見ていきましょう。
断る場合の伝え方を工夫する
角が立たないように断る理由を準備することが大切です。正直に「行きたくないから」と言うのは、人間関係を考えると避けた方が無難です。
一般的には、「体調があまり優れない」「家庭の事情(家族の用事や介護など)」「前から決まっていた私用(冠婚葬祭や資格試験など)」といった、やむを得ない理由を使うことが多いです。ポイントは、会社の行事も大事だが、それ以上に優先すべきことがある、という形で伝えることです。嘘をつくのは心苦しいかもしれませんが、自分を守るための一つの方法です。

会社の雰囲気やルールを確認する
まずは、その旅行が本当に強制なのかを確認しましょう。就業規則(会社のルールブック)に、社員旅行への参加が義務として書かれているかをチェックします。多くの場合、福利厚生の一環であり、義務ではありません。
また、過去に断った先輩社員がいるか、それによって不利益な扱いを受けていないか、こっそり同僚や先輩に聞いてみるのも良いでしょう。「意外とみんな断っている」「理由は聞かれない」といった情報がわかれば、安心して断ることができます。
どうしても嫌なら無理をしない
強いストレスを感じるなら、無理して参加する必要はありません。無理に参加しても、気を遣って疲れるだけで、周りもその気まずい空気を察知するかもしれません。
社員旅行に行かないことで、多少気まずい思いをするかもしれませんが、それは一時的なものです。ですが、無理に参加して心身のバランスを崩してしまっては元も子もありません。自分の心と体を守ることを最優先に考えましょう。もし不参加を理由に辞めることを考えるなら、それは転職のタイミングかもしれません。
社員旅行のない会社を選ぶポイント
これから就職・転職するなら、最初から社員旅行のない会社を選ぶのが一番確実です。そうした会社を見つけるためのポイントについて、以下の通り解説します。
- 面接で社内イベントについて質問する
- 求人票の福利厚生欄を確認する
- 転職エージェントに希望を伝える
各項目について、詳しく見ていきましょう。
面接で社内イベントについて質問する
面接は、会社のことを知る絶好のチャンスです。給料や仕事内容だけでなく、社風についてもしっかり質問しましょう。
ただし、「社員旅行はありますか?」と直接的に聞くと、「協調性がないのでは?」とマイナスな印象を与える可能性があります。 「社員同士の交流は、どのような形で行われていますか?」「飲み会やイベントの頻度はどれくらいですか?」といった聞き方をすると、自然に社内の雰囲気や行事の有無を探ることができます。

求人票の福利厚生欄を確認する
求人票の「福利厚生」の項目もヒントになります。ここに「社員旅行(年1回)」「社内レクリエーション」といった記載があれば、何かしらのイベントがある可能性が高いです。
逆に、こうした記載が全くなく、「社会保険完備」「交通費支給」といった基本的なことしか書かれていない場合は、社内イベントがあまり活発ではないかもしれません。もちろん、書いていないだけで存在する可能性もあるため、面接での確認は必要です。
転職エージェントに希望を伝える
転職エージェントを利用するのも非常に有効な方法です。転職エージェントは、求人を出している会社の詳しい内部情報(社風や実際の雰囲気など)を把握していることが多いです。
登録時の面談で、「社員旅行や強制参加の飲み会がない、プライベートを大切にできる会社が良い」と正直に希望を伝えましょう。そうすれば、エージェントがその条件に合った求人を紹介してくれます。自分一人で探すよりも、効率的でミスマッチの少ない転職活動ができます。
今の会社の文化が合わないと感じたら
もし今、社員旅行やその他の社風が「合わない」「やばい」と感じているなら、どうすれば良いでしょうか。最後に、自分の気持ちとどう向き合うかについて、以下の通りお伝えします。
- 無理に我慢し続ける必要はない
- 自分の価値観を大切にする
- Zキャリアのエージェントに相談する
各項目について、詳しく見ていきましょう。
無理に我慢し続ける必要はない
「合わない」と感じながら我慢し続けるのは、とてもつらいことです。最初は小さな違和感でも、積もり積もれば大きなストレスとなり、仕事へのやる気や、心身の健康を損なう原因になります。
「会社とはそういうものだ」「自分が我慢すればいい」と思い込む必要はありません。特にZ世代のノンデスクワーカーの皆さんにとって、これからのキャリアは長いです。自分らしく働ける環境を見つけることは、とても大切なことです。
自分の価値観を大切にする
仕事とプライベートのバランスをどう考えるかは、人それぞれです。社員旅行や飲み会でみんなとワイワイするのが好きな人もいれば、仕事が終わったら一人の時間を静かに楽しみたい人もいます。どちらが正しいというわけではありません。
大切なのは、自分の価値観に嘘をつかないことです。「社員旅行がない」ことを条件に会社を選ぶのは、決してわがままなことではなく、自分に合う環境を選ぶための正当な権利です。
Zキャリアのエージェントに相談する
今の会社に不満がある、あるいは転職したいけれど自分に合う会社がわからないと悩んでいるなら、一度Zキャリアのエージェントに相談してみてください。
Zキャリアは、Z世代のノンデスクワーカーの転職サポートに特化しています。皆さんの「社員旅行はちょっと…」「プライベートを大事にしたい」といった正直な気持ちをしっかり受け止め、それに合った求人をご提案します。
社風や職場のリアルな雰囲気など、求人票だけではわからない情報もお伝えできます。自分一人で悩まず、まずは気軽に話を聞かせてもらうところから始めてみませんか。
無理して周りに合わせ続けても、ストレスが溜まるばかりで、長く働き続けるのは難しいかもしれません。「仕事は仕事、プライベートはプライベート」と割り切って働ける環境や、もっと自分の考え方に近い社風の会社もたくさんあります。今の環境に疑問を感じたら、一度立ち止まって、自分に本当に合う職場はどんなところか考えてみるのも良い機会ですよ。