- 配属先への手土産の必要性
- 失敗しない手土産の選び方のポイント
- 好印象を与える手土産の渡し方とマナー
- 手土産に関するよくある疑問と解決策
配属先への手土産は本当に必要?
配属先に初めて挨拶に行くとき、手土産を持っていくべきか悩むことがあるかもしれません。ここでは、手土産の必要性について解説します。以下の3つのポイントについて見ていきましょう。
- 基本的には無くても問題ない
- 良好な関係を築くきっかけになる
- 感謝や意気込みが伝わりやすくなる
各項目について、詳しく解説していきます。
基本的には無くても問題ない
結論として、配属先への手土産は必須ではありません。手土産がないことで、マナーがなっていないと評価されることはまずないでしょう。会社によっては、贈り物の受け取りを禁止している場合もあります。
大切なのは、これから一緒に働くメンバーに対して、明るい挨拶と前向きな姿勢を見せることです。手土産の有無で今後の仕事に影響が出ることは考えにくいため、過度に心配する必要はありません。まずは笑顔で元気に挨拶することを一番に考えましょう。
良好な関係を築くきっかけになる
手土産は必須ではないものの、持っていくことで新しい職場のメンバーと良好な関係を築くきっかけになります。初対面の人ばかりで緊張する場面でも、手土産があれば会話の糸口が見つかりやすくなります。
例えば、「地元で有名なお菓子です」「よかったら皆さんで召し上がってください」といった一言を添えるだけで、場が和み、コミュニケーションが生まれやすくなるでしょう。これからお世話になる方々への「よろしくお願いします」という気持ちを形として示すことで、円滑な人間関係のスタートを切る助けになります。
感謝や意気込みが伝わりやすくなる
手土産は、これからお世話になることへの感謝や仕事への意気込みを伝える手段にもなります。言葉で伝えるのはもちろん大切ですが、品物という形で示すことで、より気持ちが伝わりやすくなることがあります。
特に、社会人経験が浅い場合や未経験の職種に挑戦する場合、「これからご迷惑をおかけしますが、一生懸命頑張ります」という謙虚な気持ちを表現する一つの方法となります。手土産を通じて、真面目で誠実な人柄という印象を持ってもらえるかもしれません。これは、今後の仕事をスムーズに進める上で、プラスに働く可能性があります。
配属先への手土産がもたらすメリット
手土産を持っていくことは必須ではありませんが、いくつかのメリットがあります。具体的には、以下の3つのメリットが考えられます。
- 顔と名前を覚えてもらいやすくなる
- コミュニケーションのきっかけが生まれる
- 丁寧で気配りのできる印象を与える
各項目について、詳しく見ていきましょう。
顔と名前を覚えてもらいやすくなる
新しい環境では、多くの人に早く顔と名前を覚えてもらうことが重要です。特に規模の大きい部署や会社では、新人一人の名前を全員がすぐに覚えるのは難しいかもしれません。
手土産を配る際に自己紹介をすることで、一人ひとりと顔を合わせる機会が生まれます。「お菓子を持ってきてくれた新人さん」として、相手の記憶に残りやすくなるでしょう。第一印象が大切な場面で、ポジティブな形で自分をアピールできるのは大きなメリットです。
コミュニケーションのきっかけが生まれる
手土産があることで、自然なコミュニケーションのきっかけが生まれます。休憩時間などに「あのお菓子美味しかったよ」「どこで買ったの?」といった会話が始まるかもしれません。
自分から話しかけるのが苦手な場合でも、相手から声をかけてもらえるチャンスが増えます。仕事以外のちょっとした会話を重ねることで、職場の雰囲気に早く馴染むことができるでしょう。緊張しがちな初対面の場を和ませ、会話の潤滑油のような役割を果たしてくれます。
丁寧で気配りのできる印象を与える
手土産を用意するという行為は、「周りの人への気配りができる」という丁寧な印象を与えます。これから一緒に働くメンバーのことを考えて事前に準備してきた、という姿勢が好意的に受け取られることが多いです。
「細やかな気遣いができる人なら、仕事も丁寧にこなしてくれそう」というポジティブなイメージにつながる可能性もあります。社会人としてのマナーを心得ているという評価にもつながり、信頼関係を築く上での第一歩として有効です。
手土産選びで失敗しないためのポイント
せっかく手土産を持っていくなら、喜んでもらいたいものです。ここでは、手土産選びで失敗しないためのポイントを紹介します。具体的には以下の4点が挙げられます。
- 個包装で分けやすいものを選ぶ
- 常温保存で日持ちするものを選ぶ
- 職場の近くで買ったものは避ける
- アレルギーにも配慮した品物を選ぶ
各項目について、詳しく解説していきます。
個包装で分けやすいものを選ぶ
全員に行き渡るよう個包装になっているお菓子を選びましょう。切り分ける必要があるケーキや、大袋にまとめて入っているお菓子は、配る際に手間がかかってしまいます。
個包装であれば、上司がメンバーに配りやすく、受け取った側も自分の好きなタイミングで食べられます。また、コロナ禍以降は衛生面を気にする人も多いため、個包装は安心感にもつながります。部署の人数を事前に確認し、少し多めの個数が入っているものを選ぶと親切です。
常温保存で日持ちするものを選ぶ
要冷蔵の生菓子や、賞味期限が短いものは避け、常温で保存できて日持ちするものを選びましょう。冷蔵庫に入れる必要があるものは、職場の冷蔵庫のスペースを圧迫してしまう可能性があります。
また、受け取った人がすぐに食べられるとは限りません。クッキーやフィナンシェ、せんべいなど、賞味期限が1週間以上ある焼き菓子や乾き菓子が無難です。日持ちすれば、各自が好きなタイミングで持ち帰って家で食べることもできます。
職場の近くで買ったものは避ける
職場のすぐ近くや通勤途中で購入したと分かるものは避けるのがマナーです。「間に合わせで買ってきた」という印象を与えてしまう可能性があるからです。
時間に余裕を持って、少し離れた場所にあるデパートや、評判のお菓子屋さんなどで購入するのがおすすめです。「この日のために、わざわざ準備してくれたんだな」という気持ちが伝わり、より丁寧な印象になります。地元で有名なお菓子など、少し特別感のあるものを選ぶと、会話のきっかけにもなりやすいでしょう。
アレルギーにも配慮した品物を選ぶ
可能であれば、アレルギーにも配慮した品物を選ぶと、より気配りができる印象になります。特定のアレルギーを持つ人がいるかどうかを事前に知るのは難しいですが、アレルギー表示がしっかりしている商品を選ぶと安心です。
例えば、ナッツ類や特定のフルーツなど、アレルギーを持つ人が多い食材がメインで使われているお菓子は避けるのが無難かもしれません。お米が原料のせんべいや、シンプルなクッキーなど、比較的アレルギーのリスクが低いものを選ぶのも一つの方法です。

【予算・ジャンル別】配属先におすすめの手土産
手土産選びのポイントは分かっても、具体的に何を選べば良いか迷うかもしれません。ここでは、予算やジャンル別におすすめの手土産を紹介します。
- 2,000円~3,000円程度の定番のお菓子
- センスが光る少し高級なブランド菓子
- 甘いものが苦手な人向けのしょっぱいお菓子
各項目について、詳しく見ていきましょう。
2,000円~3,000円程度の定番のお菓子
手土産の相場として最も一般的なのが、2,000円から3,000円程度の価格帯です。高すぎると相手に気を遣わせてしまい、安すぎると少し物足りない印象になる可能性があるため、このくらいの予算がちょうど良いでしょう。
この価格帯であれば、デパートの地下などで購入できる有名洋菓子店のクッキー詰め合わせや、老舗和菓子店のせんべいやおかきのセットなど、選択肢が豊富にあります。誰にでも好まれやすく、見た目にも安心感のある定番のお菓子を選ぶのが失敗しないコツです。
センスが光る少し高級なブランド菓子
もし予算に少し余裕があれば、普段自分ではあまり買わないような少し高級なブランドのお菓子も喜ばれます。例えば、有名パティスリーのフィナンシェやマドレーヌの詰め合わせ、チョコレート専門店の高級チョコレートなどです。
「こんな素敵なお菓子を知っているんだ」と、センスの良さをアピールできるかもしれません。ただし、あまりに奇抜なものや好みが分かれるものは避け、多くの人が知っている有名ブランドのものを選ぶのがポイントです。見た目もおしゃれなものが多いので、職場が華やかな雰囲気になります。
甘いものが苦手な人向けのしょっぱいお菓子
職場には、甘いものが得意ではない人もいる可能性を考えて、しょっぱい系のお菓子を選ぶのも良い選択です。甘いものとしょっぱいものの両方があると、より多くの人に喜んでもらえます。
例えば、色々な味のバリエーションがあるおしゃれなパッケージのおかきや、チーズを使ったクッキー、高級なポテトチップスなども人気があります。甘いものが定番と思われがちですが、こうした配慮ができると「よく気が利く人だな」という印象につながるでしょう。

好印象を与える手土産の渡し方とマナー
手土産は、選び方だけでなく渡し方も大切です。スマートに渡すことで、より良い印象につながります。渡し方のポイントは以下の3つです。
- 始業前かお昼休憩のタイミングで渡す
- まずは直属の上司に声をかけて渡す
- 「これからお世話になります」と挨拶する
各項目について、詳しく解説していきます。
始業前かお昼休憩のタイミングで渡す
手土産を渡すタイミングは、業務時間中を避け、始業前の朝の時間や、お昼休憩などがベストです。皆が仕事に集中している時間に渡すと、業務の妨げになってしまう可能性があります。
朝、少し早めに出社して、皆が揃い始めるタイミングを見計らって渡すのがスマートです。もし朝に渡すタイミングを逃してしまった場合は、お昼休みや終業後など、皆がリラックスしている時間に渡しましょう。焦らず、職場の雰囲気に合わせて適切なタイミングを見極めることが大切です。
まずは直属の上司に声をかけて渡す
手土産を持参したら、いきなり全員に配るのではなく、まずは直属の上司に声をかけましょう。「本日からお世話になります、〇〇です。ささやかですが、よろしければ皆さんで召し上がってください」と伝え、手土産を渡します。
上司に一度預けることで、その後の配布を上司の判断に任せることができます。上司から朝礼などで紹介してもらう際に、「〇〇さんから皆さんへ、といただきました」と紹介してもらえる流れが一般的です。自分で配って回るよりも、スムーズで丁寧な印象になります。
「これからお世話になります」と挨拶する
手土産を渡す際は、品物だけを渡すのではなく、必ず挨拶を添えましょう。「これからお世話になります」「一生懸命頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします」といった前向きな言葉を伝えることが重要です。
手土産は、あくまで挨拶のきっかけです。大切なのは、これから一緒に働く仲間として、誠実な姿勢を見せることです。明るく、ハキハキとした声で挨拶をすることで、相手に良い印象を与えることができます。緊張するかもしれませんが、笑顔で挨拶することを心がけましょう。

手土産の「のし」は付けるべき?
手土産を用意する際、「のし」を付けるべきか迷うかもしれません。ここでは、のしに関するマナーについて解説します。ポイントは以下の3つです。
- 基本的に「のし」は付けなくてよい
- 付ける場合は「外のし」で紅白蝶結びを選ぶ
- 表書きは「御挨拶」とし名前を記載する
各項目について、詳しく解説していきます。
基本的に「のし」は付けなくてよい
結論から言うと、配属先への手土産に「のし」は付けなくても全く問題ありません。特に、カジュアルな雰囲気の職場であれば、のしが付いているとかえって堅苦しい印象を与えてしまうこともあります。
のしが無いからといって失礼にあたることはないので、迷う場合は付けないという選択で大丈夫です。包装紙で綺麗にラッピングされていれば、それだけで十分丁寧な印象になります。過度に形式にこだわる必要はありません。
付ける場合は「外のし」で紅白蝶結びを選ぶ
もし、伝統を重んじる企業や、少し堅めの雰囲気の職場などで、どうしても「のし」を付けたい場合は、「紅白の蝶結び」の水引を選びましょう。蝶結びは「何度でも結び直せる」ことから、これから末永いお付き合いを、という意味合いで使われます。
また、包装紙の外側からのしをかける「外のし」にするのが一般的です。これは、何の目的で誰からの贈り物なのかがすぐに分かるようにするためです。購入する際に店員さんに「配属先の挨拶で持っていくものです」と伝えれば、適切なものを用意してくれます。
表書きは「御挨拶」とし名前を記載する
のしを付ける場合、水引の上の部分(表書き)には「御挨拶」と書くのが一般的です。「御礼」でも間違いではありませんが、「御挨拶」の方がこれからお世話になるという場面に適しています。
そして、水引の下の部分には自分の名前をフルネームで書きます。誰からの贈り物かが一目で分かるようにするためです。これも、お店で購入する際に頼めば代筆してもらえることが多いので、字に自信がない場合はお願いすると良いでしょう。
手土産以上に大切な心構えとは
ここまで手土産について解説してきましたが、最も重要なのは物ではありません。新しい環境で良いスタートを切るために、手土産以上に大切な心構えがあります。
- 明るい挨拶と仕事への前向きな姿勢を示す
- 分からないことは素直に質問する
- Zキャリアのエージェントに相談してみよう
各項目について、詳しく解説していきます。
明るい挨拶と仕事への前向きな姿勢を示す
手土産よりも何倍も大切なのが、明るい挨拶です。出社時や退社時、廊下ですれ違った時など、自分から元気に挨拶することを心がけましょう。気持ちの良い挨拶は、職場の雰囲気を明るくし、良い人間関係の基本となります。
また、「早く仕事を覚えて貢献したい」という前向きな姿勢を見せることも重要です。最初は誰でも未経験です。失敗を恐れずに、教わったことを素直に吸収し、一生懸命取り組む姿は、周りの人に必ず伝わります。
分からないことは素直に質問する
仕事で分からないことがあったら、遠慮せずに素直に質問しましょう。自己判断で進めてしまい、後で大きなミスにつながる方が、周りに迷惑をかけてしまいます。
「分からないので教えてください」と素直に聞けることは、新人にとって大切なスキルです。もちろん、質問する前には一度自分で考えてみたり、メモを見返したりする姿勢も大切です。質問をすることで、先輩社員とのコミュニケーションも増え、早く仕事に慣れることができます。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
新しい職場での振る舞いや、キャリアに関する悩みは、一人で抱え込まずにプロに相談するのも一つの手です。手土産のようなビジネスマナーから、今後のキャリアプランまで、不安なことがあればZキャリアのエージェントに相談してみてください。
多くの求職者をサポートしてきた経験豊富なキャリアアドバイザーが、親身になって話を聞いてくれます。客観的なアドバイスをもらうことで、気持ちが楽になったり、自分では気づかなかった解決策が見つかったりすることもあります。新しい環境で最高のスタートを切るために、ぜひ転職エージェントを頼ってみましょう。