公開 2024/10/16
更新 2024/11/13
Zキャリア編集部
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はじめての就職&転職の方へ!求人票の見方を詳しく解説。仕事内容や給与、福利厚生など、重要な5つの項目をチェックし、理想の職場を見つけましょう。
就職・転職をするにあたって「求人票」の見方を知りたいという人は多いのではないでしょうか。求人票には多くの情報が掲載されていますが、どの項目を見ればいいのかわかりづらいですよね。そこで今回は実務未経験の若手の方に向けた転職サービス「Zキャリア」が、初めての就職&転職をする方にむけて求人票の見方を解説します。
求人票は、企業が求職者に対して募集内容を詳しく説明するための書類です。
主な内容として
などが記載されています。就職活動や転職活動の際は求人票に目を通すことで「どこの勤務地で、どのような労働条件で、どのような業務を行うのか」をひと通り把握することができます。
転職や就職を考える際には、求人票をしっかりと読むことが大切です。ここでは特に注意してチェックすべき5つの項目について解説します。
まず、最初に確認すべきは仕事内容です。求人票には具体的な業務内容や求められるスキル・経験などが記載されている場合が多いです。たとえば、営業職であれば「新規顧客の開拓」「既存顧客へのフォロー」「売上目標の達成」などが仕事内容として記載されているケースが多いです。就職活動・転職活動の際は、様々な職種の求人票に数多く目を通して仕事内容を把握することが大切です。知らない仕事でも、実際には自分に向いている可能性があるためです。もしも求人票を読んでも仕事内容のイメージがつかない場合は、その職種に近い仕事をしている友人などに「どんな仕事内容なのか」を聞いてみるのも良いでしょう。
次に、重要なのは給与と待遇です。初任給の額面やインセンティブ(成果報酬)の有無、ボーナスの有無、交通費は全額支給か否かなどが明記されています。たとえば、事務職の場合「月給20万円〜」「交通費全額支給」「年2回の賞与あり」といった情報が記載されていれば、その企業の待遇が分かります。ちなみに、初めての就職や、実務未経験の職種への転職の場合、初任給の目安は20万円~25万円前後のケースが多いです。
なお、求人票に書かれている給与は「額面給与」であることに注意が必要です。実際には給与から税金や社会保険料などが差し引かれるため、手取りは額面の70%程度が目安となります。
また、記載されている額面に「固定残業代」が含まれているのかどうかも確認しましょう。固定残業代が含まれている場合は、月に何時間残業が発生するのかも確認が必要です。
勤務時間や残業の有無は大切なポイントです。先にも解説した通り、給与の額面には「固定残業代」が含まれているケースもあり、一見高そうに見える給与でも実際には「残業代込み」ということがあるためです。求人票には規定の勤務時間やシフト制かどうか、残業が多いか少ないかなどが記載されているため入念にチェックしましょう。
まず、確認すべき内容は就業時間と時間外労働の「月平均」です。就業時間は法定労働時間(1日8時間、1週40時間)の範囲で記載する必要があります。そして別途、時間外労働が発生する場合、その上限時間は36協定に基づいて月45時間・年360時間までに制限されています。就業時間は何時から何時までなのか、時間外労働時間は適正な範囲内なのかをきちんと確認しましょう。
このほか
といった点も合わせて確認することをお勧めします。
(参照元:求人内容を明確に記載しましょう/厚生労働省2024年9月29日・36協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針/厚生労働省 2024年9月29日)
勤務地も重要な要素です。通勤時間や通勤方法が自分に合っているかを確認しましょう。求人票には勤務地の詳細や最寄り駅、転勤の有無などが記載されています。
たとえば、求人票に「勤務地:東京都新宿区」「最寄り駅:新宿駅」「転勤なし」といった情報が記載されていれば、勤務地の詳細や転勤や異動の可能性を事前にある程度判断できるため「通勤しやすい会社か」の判断がしやすいです。
なお、実際には「転勤あり」と記載されている求人票も少なからず存在します。規模が大きい会社では複数の支店があり「別支店への転勤や異動の可能性」が明記されていることもあります。「転勤あり」は決して珍しいことではなく、転勤は必ずしもキャリアにとってネガティブなことではありません。給与や勤務時間、福利厚生などとセットで「仮に転勤の可能性があってもその会社で働きたいと思うか」を考えることをおすすめします。
最後に、福利厚生についてもチェックしましょう。社会保険の加入状況や有給休暇、産休・育休制度、研修制度などが記載されています。福利厚生が充実している企業は、長く働く上で安心感があります。たとえば、「社会保険完備」「年1回の健康診断」「資格取得支援制度あり」といった情報があれば、働きやすい環境が整っていることが分かります。福利厚生が充実していることで、働くモチベーションも向上します。
一般的には
といった福利厚生が記載されていることが多いです。その他に、福利厚生として、企業によっても個性的なプランを揃えているケースがあります。
個性的な福利厚生の例
企業による福利厚生は正社員で働くことならではの特典ですので、福利厚生も求人票のみるべきポイントとなります。
全体の約36%「求人票の内容と実際の業務に差がある」という申し出があると言われています(参照元:求人内容を明確に記載しましょう/厚生労働省 2024年9月29日)。就職活動や転職活動に当たっては「求人票に書かれている内容は本当に正しいものか」を冷静に判断することも重要であると言えるでしょう。求人票はどれくらい本当のことが反映されているものなのか、以下で説明していきます。
結論から言えば、求人票の内容は掲載される媒体によって信憑性が異なることがあります。大手の求人サイトやハローワークなどは比較的信頼性が高い一方で、一部のビジネスSNSなどでの求人情報は詳細が曖昧だったり、実際の待遇と異なることがあります。ビジネスSNSなどの発展によって、ハローワークなどで閲覧できる正式な求人票とは異なる形での求人募集も広がりを見せています。正式な求人票を目にしていない状態で、カジュアルな求人に申し込みを行う場合は面接の際に求人の詳細を細かく確認することも忘れないようにしましょう。
求人票には企業側の希望や理想が反映されることが多く、実際の働き方の実態を完全に反映することは難しいです。具体的な業務内容や残業の実態、職場の雰囲気などは、実際に働いてみないと分からない部分が多いです。
たとえば、警備員の求人票に「残業なし」と記載されていても、実際には突発的な業務が発生することもあります。取り決めとして法定残業時間内に収めようとしていても、仕事の都合上、業務時間がオーバーしてしまうことはあるということです。
逆に言えば、時期によっては記載の条件よりも良い条件で働けている場合もあるでしょう。求人票に「突発的な事項なども含む働き方のすべてを反映する」のは必ずしも現実的ではありません。働き方の細かな点については面談で企業側とすり合わせをしたり、実際に入社したのちに現場で慣れていくことも大切です。「求人票と実際の業務に差がある」のは、ある程度は発生してしまうということです。
求人票の内容だけでなく、企業が従業員の働き方をより良くしていく姿勢も重要です。長期的に安定して働ける環境を提供している企業は、従業員満足度が高く、離職率も低い傾向にあります。
例えば、介護職の求人で「定期的な研修」「キャリアアップ支援制度あり」といった情報が記載されていれば、従業員の成長をサポートする姿勢が伺えます。企業の姿勢を見極めるためには、口コミサイトや実際に働いている人の意見を参考にすることも有効です。
求人票の内容だけでなく、実際の働き方の実態を知ることが大切です。企業訪問やインターンシップ、OB・OG訪問などを通じて、リアルな情報を収集しましょう。また、面接時に具体的な質問をすることで、企業の実態を把握することができます。
例えば、製造エンジニアを目指す場合、「どのような設備が整っているか」「チームの雰囲気はどうか」「1日の業務スケジュールはどうなっているか」などを確認すると良いでしょう。実際の働き方を知ることで、ミスマッチを防ぐことができます。
今回は、はじめての就職&転職をする方にむけて、求人票でみるべきポイントを解説していきました。
そういったお悩みをお持ちの方は、ぜひZキャリアにご相談ください。
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